【摂津国】阪急西宮北口駅→廣田神社→西宮神社→阪神西宮駅は、およそ2時間半のお散歩となりました。【廣田（ひろた）神社編】
GW期間中の比較的暑い日に兵庫県西宮市の街歩きをしてきました。
街歩きと申しましても、同じ摂津国なのにまだ一度も行ったことがなかった廣田神社と西宮神社を目的に、ただひたすら脇目もふらず歩き続けるという街歩きになりましたが。
今回のスタートは阪急西宮北口という駅です。この駅には関西のバイヤーさん達も定期的に自らお勉強に来ているという阪急西宮ガーデンズというオシャレタウンがあります。オープンしてもう10年も経つというのにカメ子はまだ一度も行ったことがありません。評判が良いのでいい加減行きたいです。
駅が広くて迷いそうでした。カメ子と同じように歩きの方は、まず北改札口を目指して下さい。
廣田神社まではそこそこの距離があり、すぐ側迄行くバスもあるようです。また西宮北口駅にはレンタサイクルもあるみたい。その場合の出口はそれぞれ要確認です。
改札を出るとすぐにまた左右どちらに進むのか選ばないといけません。左側、北西出口から外に出て下さい。
さて無事に外に出られたら第一関門突破です。ここからはグーグル先生頼み。もうグーグル先生なしでは日常生活に支障がでるレベル迄きているカメ子です。
それなのに、グーグル先生が教えてくれた道と違う道をのそのそ歩いているカメ子です。こんなところが年齢非公開レベルまで一度も結婚できなかった所以なのかもしれません。
駅を出てからは北に向かい3本目の道、平木通りをただひたすら西に向かって歩きました。西宮市立中央体育館の前、青木という地名の大きな交差点を過ぎて、さらに2つ目の交差点のところでしょうか（関西スーパーがあります）右折するとすぐに廣田神社一の鳥居が見えてきました！
ここまでくると安心です。今度は参道をただひたすら北に歩きます。けっこう長〜い。
着きましたよ！グーグル先生の最短ルートと違うルートをカメ足で歩くと予定時間の26分は優に超えていました。
神功皇后創建。201年とされる。御本殿御祭神は伊勢神宮の荒祭宮と同じ天照坐皇大御神の荒御魂（撞賢木厳之御魂天疎向津媛命）とありますが、戦前の由緒書きでは瀬織津姫が主祭神だったようで。でも神功皇后が祀ったのは天照坐皇大御神の荒御魂。だからして天照大神の荒御魂と瀬織津姫は御同神とみられるようになったのか。
追っかけをしている訳でもないのに、このブログに載せている厳原八幡宮神社→和多都美神社→志賀海神社→廣田神社と全てに神功皇后が絡んできました。こうも続くとむしろ追っかけたくなるもんですね。
二の鳥居。格式の高そうな神社です。そりゃぁ六甲山全体も社領だったくらいですから。その六甲山には天穂日命の磐座もあるそうで。
この廣田神社の神奈備山であったとされる甲山の山麓にある神呪寺では淳和天皇妃であり元伊勢籠神社、海部家ご出身の真名井御前が出家したり。それを空海が（空海の血族も？）サポートしたり。また近くには空海開創の鷲林寺もあり。昔からこの廣田の地がいかに重要視されていたかが伺えます。
戦前の由緒書きの主祭神であった瀬織津姫は、水を司る神様として市杵嶋姫命や弁財天とよく同一視されていますが、市杵嶋姫命を主祭神とする日本三大弁財天のひとつである奈良吉野の天河神社の創建者である役行者と天武天皇は、伊勢神宮荒祭宮のご祭神を弁財天として祀ったとか。また、瀬織津姫の磐座ではないかと言われている廣田神社の社領、六甲比命神社の御神体の磐座の御祭神は弁財天だそう。この辺りは奈良吉野の天川村洞川とも繋がりがあり修験道場としても栄えたようです。
広々とした、もの凄く気持ちの良い神社です。また来たい。
ちょっと遅かったようですがコバノミツバツツジの名所のようです。4月にはつつじ祭りも行われるみたい。
廣田神社を出ると目の前に「廣田神社前」のバス停が見えましたが、カメ子はこのまま頑張って西宮神社を目指して歩きます！
かつて廣田神社の摂社であった西宮神社は、今では「えべっさん」で有名な、えびす様を祀る神社の総本社です。
